せん断試験機 TS-05

組立方法

1

付属の墨出しプレートを使用して
特殊台座固定用アンカーを打設する墨出しを行います。

2

アンカーにあったドリルビットを使用して正しく穿孔します。
※垂直度、穿孔位置のズレが大きい場合、正しく特殊台座が取り付けできなくなるので垂直に穿孔できる工具を使用してください。

3

固定用アンカーを専用の打ち込み棒を使用し正しく打設します。

4

コンクリート母材の凹凸に応じて、高さ調整用座金で特殊台座の浮かせ高さを調節して、コンクリート母材に対して水平になるようにしてください。

5

特殊台座を設置して付属している固定用ボルトで仮止めをしてください。
※穿孔位置がズレていたり角度が垂直でない場合は固定用ボルト4本を取り付けられなくなるのでご注意ください。(4本未満では使用しないでください。)

6

①センターホールシリンダーを設置し
②落下防止プレートを取り付けて確実にボルトで締結してください。
③専用チャックでアンカーを挟み込み
 付属しているボルトで締結してください。 ※推奨トルク値40N・m

7

仮止めしていた特殊台座を固定用ボルトで確実に締結し、四隅の止めねじを六角レンチで締めて固定用ボルトと特殊台座とのクリアランスをゼロにします。 ※推奨トルク値60N・m

8

横向きや天井向きの場合は本体の固定が完了するまで落下の恐れがありますので十分にご注意ください。
天井向きの場合は6-①~②の手順を先に行ってから固定をすることで作業性が良くなる場合があります。

9

図のように変位変換器を2本設置します。
1番はシリンダーに取り付けているフタに変位変換器の先端を当ててください。2番は特殊台座側に変位変換器の先端を当ててください。
※現場の状況に応じてマグネットスタンドで変位変換器の位置を調節してください。想定される変位量に応じて予め変位変換器の差込量を調整してください。
※フタに緩みがないか必ず確認してください。

10

データロガーDG-1に変位変換器2本と圧力変換器を接続してください。
※接続場所はP-3で係数を設定したCHに接続してください。
図の接続位置は一例です。

11

センターホールシリンダーと手動ポンプにAとBのシールが貼られているのでA側とA側、B側とB側に接続します。
センターホールシリンダーの動作方向は本体に貼られている「→」の方向に動きます。
※手動ポンプの詳細な使い方は別紙のP-1D取扱説明書をご覧ください。

データ収録手順

1

電源を投入してまもなく、左のメインメニュー画面を表示します。
【◀】【▶】で測定モード(左側の列)を選び【ENT】を押します。

2

メニュー画面から、各測定を選択すると数値モニタとサブメニューが表示されます。
【◀】【▶】で「設定」に移行し、【ENT】で荷重値設定を表示します。

3

【▲】【▼】【◀】【▶】で「設定荷重」に移行し、【ENT】でアラーム荷重値入力を表示します。

4

【▲】【▼】【◀】【▶】でアラーム荷重値を入力し、【◀】【▶】で「設定」に移行します。
【ENT】でアラーム荷重値入力を設定します。

5

【▲】【▼】【◀】【▶】で「アラーム音量」に移行し、【◀】【▶】でアラーム音量を設定します。

6

【▲】【▼】【◀】【▶】で「アラーム動作」に移行し、【ENT】を押します。

7

【▲】【▼】【◀】【▶】で「有効」を選択し、【ENT】を押します。

8

【▲】【▼】【◀】【▶】で「設定」に移行し、【ENT】を押し、荷重値設定を終了します。

9

荷重値設定を実施後、数値モニタを表示し、【START】を押して収録機能をスタートします。
※収録中は画面上に赤いバーが出現します。 収録を開始したら、手動ポンプを操作して 試験荷重まで載荷してください。

10

CH1 に入力された荷重値がアラーム荷重値に達すると、 アラームが鳴り、画面の背景が点滅します。
【ESC】キーを押すとアラーム、背景の点滅が停止します。
収録を終了する場合は【STOP】を押します。

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